医工連携の学び舎
医工連携 学び舎とは
将来のわが国の経済を支える有望産業として医療機器産業が注目されています。平成29年に経済産業省がまとめた「我が国医療機器産業の現状」によれば、医療機器のグローバル市場規模は3,362億米ドル(2016年)であり、平均成長率5.2%(2016年~2021年)で堅調に拡大すると予測されています。
国においては、平成27年4月に設立された国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)において「オールジャパンでの医療機器開発」を挙げ、わが国の医療機器産業及び関連産業を応援する取り組みが力強く推進されています。国のみならず、東京都や埼玉県、青森県、鳥取県、山口県、宮崎県をはじめ全国の自治体においても地元企業が医療機器産業で活躍できるよう応援する取り組みが活発化しています。
アカデミアにおいても一般社団法人日本医工ものづくりコモンズをはじめ医学と工学とが融合するためのプラットフォームづくりが推進され、全国から研究者、企業、行政機関が多数参画し、その活動は年々大きくなっています。
これらのことは、まさに今、医療機器産業をわが国の「国民産業」とするための強力なビジネスサポート体制が国をあげて整えられてきているということです。こうした「追い風」を力強く受けられるときに、医療機器産業において自社ビジネスを確立し強化していくことが大切です。
実際に企業が医療機器ビジネスに取り組むときには、自社の取り組み方針について、
- (1)
- 医療機器メーカーに対して部品部材を供給する
- (2)
- 医療機器メーカーとして医療機器を製造販売する
という大きく2つの観点で考えることになります。
これから医療機器産業に参入する企業にとって無理なく円滑な進め方は、まず「(1)医療機器メーカーに対して部品部材を供給する」から入り、部品部材ビジネスを育てながら医療機器産業への理解を深め、業界内でのネットワークを広げ、やがて状況をみて「(2)医療機器メーカーとして医療機器を製造販売する」へと展開していく進め方です。全国の多くの企業で採用されている進め方です。
方針が決まり、いざ医療機器メーカーに対して部品部材を供給するビジネスをつくっていこうとすると、
「将来のパートナーとなる医療機器メーカーと出会うにはどうしたらよいか?」
「どうすれば医療機器メーカーに自社の良さを伝えられるか?」
「取引の実現に向けて医療機器メーカーとどのように対話を進めればよいか?」
「試作開発や知財確保のために公的資金はどう活用すればよいか?」
「セミナーやマッチングイベント、展示会などをどのように活用すればよいか?」
といった実践面での課題に直面することになります。
これらは、それほど高いハードルではないのですが、コツをつかむまでは効率的・効果的に進めることが難しいことも事実です。
医工連携(学び舎)でできること、得られること
企業の方々は当然、効率的に医工連携を進めたいと考えていると思います。
しかし、医工連携にはコツがあることを十分に意識できていなかったり、自社に適した進め方を十分に考えられていなかったりして、結果的に非効率な取り組みをしてしまうケースが少なくありません。
そうした状況が少しでも改善されることを目指して、私たち考える学校では「医工連携の学び舎」を開設しました。医工連携の学び舎では弊社代表を中心に、医療機器分野での新事業開発に携わった経験豊富な専門家と連携して、企業の皆様が取り組む医工連携を「考え方」の面からサポートいたします。
サービスの内容
具体的には、学び舎サービスをご利用いただく皆様のチームミーティングに弊社代表や専門家が講師として参加し、次のような観点から情報提供を行うことで「考えるプロセス」をサポートいたします。
- 医療機器産業や医工連携のポイントに関する理解促進
- 自社の取り組みに関する現状および課題の整理・分析
- 自社の内外で活用できる機会や資源
- 今後とりうるアクションの選択肢とその効果
- 具体的な連携パートナー(たとえば医療機器メーカー)の紹介
学び舎のサービスをご利用いただくことで、その会社の医工連携の担当者やチームが医工連携のコツをつかみ自分で考えて進んでいける力を身につけていただくことを目指しています。そのような人材とチームを社内に育てることが、医療器産業でしっかりしたビジネスを構築することにつながります。
医療機器産業に関心をもってくださった企業の方々が医工連携のコツをつかみ、無理なく円滑に医工連携を進めていただけるよう、また、この分野でしっかりとビジネスを構築していただけるよう私たちなりのお手伝いをしたいと強く願っています。
ぜひ「医工連携の学び舎」に関心をおもちいただき、お気軽にお問い合わせください。
対象者
「医工連携の学び舎」のサービスは、自社の技術力を医療機器産業で活かしたい企業(異業種からの医療機器産業への参入)の方々にぜひご活用いただきたいと考えています。
また、最近は、医療機器メーカーやディーラーの方々からの相談もあり、新たな成長戦略として医工連携に取り組むもうとする医療機器メーカーやディーラーの方にもご活用いただきたいと考えています。
料金
「医工連携の学び舎」の料金体系は次のとおりです。
●月額基本料2万円+弊社講師がミーティングに参加する回数により算定する金額
遠隔会議の場合 (時間帯A:7:00-9:00、19:00-21:00) |
1回3万円 |
---|---|
遠隔会議の場合 (時間帯B:9:00-19:00) |
1回5万円 |
御社に訪問する場合 (東京駅から片道45分以内) |
1回7万円+交通費 |
御社に訪問する場合 (東京駅から片道1時間30分以内) |
1回10万円+交通費 |
御社に訪問する場合 (東京駅から片道1時間30分超) |
1回15万円+交通費 |
- ※
- 上記の料金は消費税込の金額となっています。
- ※
- 弊社講師が1度もミーティングに参加しなかった月は、月額基本料2万円のみのご請求となります。
- ※
- ミーティング1回あたりの時間は、おおむね最長1時間半となっています。
- ※
- ミーティング1回に参加する弊社講師は1名となっています。
- ※
- 遠隔会議は、Zoomミーティングの使用を想定しています。
- ※
- ミーティング参加のほか電話やメールで弊社講師にご相談いただくことができます。
料金は無料です。弊社講師が対応可能な範囲での回答しますことをご了承いただければと存じます。